「農地」とは、耕作の目的に供される土地と規定されています。では、「耕作の目的に供される土地」とはどういう土地をいうのでしょうか。それは、客観的にみてその現状が耕作の目的に供されるものと認められる土地をいい、休耕地や不耕作地等を含みます。つまり、農地と判断されるのは、登記簿に書かれている地目で判断されるのではなく、その土地の現況によって判断されるもの、ということになります。農地に該当しないものは、@...
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原則として、農地を信託することは禁止されています。なぜなら、農地法という法律により、農地は所有者自らが農業従事者として耕作するか、他の農業従事者に貸して小作料をもらうことが基本であり、耕作者の地位の安定と国内の農業生産の増大を図り、国民に対する食料の安定供給を確保することを目的としているからです(農地法1条)。では、農地を信託財産に入れることはできないのでしょうか?農地をそのままの状態で信託するこ...
精神障がい者や知的障がい者など障がいを持っている人の場合、保証人がいないなどの理由から入居先がなかなか見つからないという問題が起こる可能性が高くなるかと思います。そういう場合には、「居住サポート事業」に頼ってもみてはいかがでしょうか。居住サポート事業とは、地域生活支援事業として市町村が実施している事業で、保証人がいないなどの理由でアパート入居が困難になっている障がい者のために、不動産業者と入居契約...
成年後見制度利用支援事業とは、成年後見制度普及のための広報活動及び身寄りのない認知症高齢者などについて、市町村長が後見等開始の申立てを行うことにより、後見人による財産管理や身上監護などの支援を行います。また、市町村長が後見開始などの申立てをした人のうち、後見人報酬等に対して、費用の助成を行います。(これは自治体によっては要件が異なる場合がございます。)
Q1 夫の母の後見開始の審判申立ては、夫が亡くなった後、妻はできないのか?A できる。後見等開始の審判の申立権は、四親等内の親族にあり、三親等内の姻族(ここでいう妻)も親族として申立てできるから。ちなみに、・親族とは、@六親等内の血族A配偶者B三親等内の姻族です。・法定血族とは、養子縁組による関係をいう。・夫と妻の両親同士は姻族関係にはない。・夫の死後、妻は姻族関係終了の意思表示ができます(民72...